専業主夫は秋葉原地回り

「真空管1球入魂」
龍田壱球・著
株式会社マイクロマガジン社 2005/11/10 初版
ISBN4-89637-220-4Link
外神田「株式会社キョードーLink 」で発見。

Splendid !
真空管は古い技術だと見くびってはいけない。真空管と同原理のダイヤモンド薄膜能動素子(極微小真空管)が研究されている。(はずである。)
ほらあったLink 。炭素系高機能材料技術(フロンティアカーボン)プロジェクトの現況
以下引用
3.3 ダイヤモンド電子デバイスへの応用
ダイヤモンドは、Table2 に示すように、物質中で最もすぐれた電気特性を有している。FCT では、この特性の中でも、電子放出特性が極めて優れていることに注目して開発を進めてきた。他の半導体材料は、P型やN型の半導体を利用して、固体中を流れる電子を制御することによりデバイスを開発してきたが、電子放出デバイスは、真空中(または擬似的な真空中)に放電される電流を制御してデバイス化を目指している点が、大きな特徴である。換言すれば、ナノテクを使ったマイクロ真空管と言うことができる
他の半導体材料に比較して、周波数と出力を軸にダイヤモンドデバイスの優位性を示したのが、Fig.3.9である。電力制御素子から高出力高周波デバイスまで、幅広い領域で優位性を示している。ダイヤモンド半導体デバイスの応用例を、Fig.3.10に示す。変電所の電圧変換機に用いれば、現状使用されているシリコン製変換機の1000分の1程度のサイズに縮小可能となり、変換ロスも1/3に低減できる。電子源として用いれば、長寿命化と大幅な省エネが可能になる。衛星通信や携帯電話の基地局用の高周波発信器や増幅器として用いれば、従来にない高出力で大容量の情報伝達が可能になる。このように、ダイヤモンド電子放出デバイスの製品化により、新たな市場の創出と拡大(販売増加)が期待できる。

     

— posted by nitobe at 11:34 pm   commentComment [0] 

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